鈴与建設

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清水港とともに歩む 港湾・海岸

鈴与建設は1949年の設立以来、鈴与グループの建設部門として清水港の発展に貢献してきました。国際拠点港湾としての物流機能強化から、市民の憩いの場となるウォーターフロント整備まで、幅広い港湾工事を手掛けています。近年は、南海トラフ地震に備えた港湾施設の強靭化工事にも注力し、400トン級起重機船「明石号」※をはじめとする充実した作業船団を活用し、防災・減災に向けた施工を展開しています。
総合物流企業グループの一員として培った知見を活かし、利用者目線での施工を心掛け、清水港のさらなる発展に貢献していきます。
※㈱古川組と共同保有

清水港における当社の取り組み

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その他、清水港周辺海岸、河川の工事も手掛けています。

※注釈
防舷材 :船舶と岸壁の衝突を緩和するゴム製の緩衝材
浚渫 :水底の土砂を掘削して水深を確保する水中土木工事
波除堤 :港内波や水面の穏やかさを保つため、波浪を遮断する防波構造物
防食 :金属の腐食を防ぐため電気や被覆で保護する技術
<航空写真>

①新興津ふ頭、②袖師ふ頭、③江尻港

①新興津ふ頭

③江尻港

④日の出ふ頭

⑤富士見ふ頭

⑦三保

⑦三保

港湾・海岸工事におけるICT活用と創意工夫紹介①

★海釣り公園工事における3D技術の革新的活用

本工事は、新興津地区における海釣り施設の建設事業です。水中・水上での複雑な作業が多い中で、高い安全性と施工精度が求められましたが、3D技術と綿密な事前検討により、高精度な海上施工を実現しました。

<主な課題>
  • プレキャスト部材と既設鋼管杭の高精度な接合
  • 400トン級起重機船による精密据付
  • 施工精度の確保と安全管理の両立

400t吊起重機船にてプレキャスト部材据付

<対応策および工夫>
  • 施工手順の可視化によるシミュレーション実施
  • 現場の3Dデータ化による施工課題の事前把握
  • 3Dプリンタによる実物模型の作成

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<実施効果>
  • 据付精度の大幅な向上
  • 後工程(場所打ちコンクリート)の品質・出来形向上
  • 鋼管杭、プレキャスト部材、場所打ちコンクリートの一体化構造の実現

海釣り公園の基盤が完了

港湾・海岸工事におけるICT活用と創意工夫紹介②

★離岸堤工事における3Dモデルを活用した課題解決

<課題>
  • 既存の消波ブロックと新設する消波ブロックが近すぎて配置に支障があった

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<対応策および工夫>
  • 海上、海底の状況をドローンとナノ―マルチソナービーム測量にて点群化(見える化)

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  • 3Dプリンタで作成した模型で据付シュミレーション実施し、作業員全員参加による施工手順の事前確認
  • 当社職員の潜水による据付状況の目視確認
<実施効果>
  • 3D技術による問題点の可視化
  • 発注者との協議による設計変更の実現
  • 安全かつ効果的な施工位置の確保
  • 潜水確認による確実な品質管理

港湾・海岸工事におけるICT活用と創意工夫紹介③

★水中ドローンによる海中工事の可視化技術

最新の水中ドローン技術を活用することで、これまで目視確認が困難だった海中工事の「見える化」を実現し、より確実で信頼性の高い施工を実現しています。

<新興津物揚場護岸工事での活用>

水中ドローンにより、水中での基礎捨石の設置や方塊ブロックの据付作業をリアルタイムで確認。
高精度な施工と作業員の安全確保を同時に実現しました。

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<江尻港スリットケーソン工事での活用>

水中部の出来形確認にも水中ドローンを導入。検査作業の効率化と施工品質の信頼性向上を達成しました。

濁水の場合は、潜水士と連携して水中ドローンを活用

<水中ドローン活用による効果>
  • 海中作業のリアルタイム確認
  • 施工精度の向上
  • 作業効率の改善
  • 安全性の確保
  • 品質管理の高度化