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コンクリートの力、新たな未来へ コンクリート研究

鈴与建設は、建設業界におけるコンクリートの重要性を深く理解し、持続可能な建設材料としての特性を最大限に活かすための研究を推進しています。強度、耐久性、経済性に優れ、さまざまな構造物に利用されているコンクリートですが、その性能を向上させるためには、継続的な研究と技術革新が不可欠です。鈴与建設では、特に物流施設の床の仕上げ技術・ひび割れ防止対策等に研究成果を活用しています。

学校法人静岡理工科大学との共同研究

<研究内容>

2020年度
  • コンクリートの乾燥収縮低減策に関する研究
  • 暑中期におけるコンクリートの性状評価に関する研究
  • 高流動性コンクリートの性状評価に関する研究
2021年度
  • 膨張材・収縮低減剤によるコンクリートの乾燥収縮効果の検証に関する研究
  • 御幸町再開発を見据えた既存高強度・高流動コンクリートのCFT造への適用性評価に関する研究
  • 静岡県産骨材による高流動性コンクリートの実現性検討
2022年度
  • 収縮低減材料によるコンクリートの乾燥収縮低減策に関する研究
  • 静岡県産骨材による高流動性コンクリートの実現性に関する研究
2023年度
  • 各種コンクリートの試し練り結果に基づく乾燥収縮低減策に関する研究
2024年度
  • 実建築物におけるコンクリートの収縮挙動に関する研究
  • 各種石灰石骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮性状に関する研究

<研究事例紹介>

静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究

県内で製造されるコンクリートを使用し、床・腰壁の乾燥、収縮、ひび割れを低減するための研究に取り組みました。県内主要4河川の骨材(砂・砂利等)を用いたコンクリートに対し、各種の収縮低減材料による以下のような定量化・分析を行うことで、収縮低減対策の確立を図っています。

  • 実験計画及びコンクリートの硬化前性状
  • 初期膨張量と長さ変化率
  • 県内主要河川産骨材によるコンクリートの収縮低減効果の比較
  • 大井川産骨材によるコンクリートに対する中庸熱ポルトランドセメントの収縮低減効果
  • セメント種類・呼び強度・スランプが異なるコンクリートの性状比較
  • 県内産骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮低減策に関する総括
実建築物におけるコンクリートの収縮挙動に関する研究

各種収縮低減材料・石灰石骨材・低熱系セメント等の使用は、乾燥収縮率の低減に効果的です。ところが、部材として打ち込まれたコンクリートの収縮挙動は、明確になっていません。そこで、本研究を通じて鉄筋等による拘束効果を明らかにし、さらなるひび割れ低減策の確立を図りました。

<学会発表実績(2025年5月現在)>

日本建築学会大会学術講演会研究発表
  • 静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究その1(実験計画及びコンクリートの効果前性状)
  • 静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究その2(初期膨張量と長さ変化率)
  • 静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究その3(県内産主要河川産骨材によるコンクリートの収縮低減効果の比較)
  • 静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究その4(大井川産骨材によるコンクリートに対する中庸熱ポルトランドセメントの収縮低減効果)
  • 静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究その5(セメント種類・呼び強度・スランプが異なるコンクリートの性状比較)
  • 静岡県産川砂・川砂利を用いたコンクリートの膨張材・収縮低減剤による収縮低減効果に関する研究その6(県内産骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮低減策に関する総括)

<コンクリート関連有資格者数>

  • 博士(工学) 1名
  • 技術士(建設部門 鋼構造及びコンクリート) 1名
  • コンクリート技士 40名
  • コンクリート主任技士 6名
  • コンクリート診断士 7名