鈴与建設は、建設業界におけるコンクリートの重要性を深く理解し、持続可能な建設材料としての特性を最大限に活かすための研究を推進しています。強度、耐久性、経済性に優れ、さまざまな構造物に利用されているコンクリートですが、その性能を向上させるためには、継続的な研究と技術革新が不可欠です。鈴与建設では、特に物流施設の床の仕上げ技術・ひび割れ防止対策等に研究成果を活用しています。
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県内で製造されるコンクリートを使用し、床・腰壁の乾燥、収縮、ひび割れを低減するための研究に取り組みました。県内主要4河川の骨材(砂・砂利等)を用いたコンクリートに対し、各種の収縮低減材料による以下のような定量化・分析を行うことで、収縮低減対策の確立を図っています。
各種収縮低減材料・石灰石骨材・低熱系セメント等の使用は、乾燥収縮率の低減に効果的です。ところが、部材として打ち込まれたコンクリートの収縮挙動は、明確になっていません。そこで、本研究を通じて鉄筋等による拘束効果を明らかにし、さらなるひび割れ低減策の確立を図りました。