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- 学校法人 静岡理工科大学 建築学科にて当社社員が「ゼネコンの仕事について」をテーマに実践技術者講座を実施いたしました。
2022年6月7日(火)、学校法人 静岡理工科大学 建築学科の2年生、約20名に向け、「実践技術者講座」を実施しました。
この講座はキャリア支援の一環として、官公庁・設計事務所・ゼネコンをはじめとした建設業に携わる人たちを招き開催している講座で、学生たちにとって自分の将来を真剣に考え、知ることを目的としています。
今回は「ゼネコンの仕事について」をテーマとし、ゼネコンの仕事の説明、施工中案件の具体的な業務の紹介をしました。
ゼネコンの仕事の説明では、仕事の魅力ややりがいを交えて、建設業界におけるゼネコンの位置づけや業務内容等を伝えました。
・当社の施工実績の紹介(建物種類ごとの竣工写真)
・建設業における登場人物とゼネコン(総合建設業・請負)の位置づけ
・ゼネコンの特徴、仕事の魅力、営業から引渡しまでの流れ
・現場監督の業務と1日の仕事内容
施工中の案件としては、キャンパス内の建築学科棟の隣に建築中の「土木工学科棟建築工事」、理工科大学グループの利用が内定している静岡駅前の「御幸町市街地再開発施設建築工事」の2つを説明しました。
説明内容は、ゼネコン社員から学生に伝えたい、設計図には表れない業務(施工計画・仮設検討等)や仕事の醍醐味となります。
「土木工学科棟」は、現在、上棟まで進んだ状況です。特殊な形状の建物、難しい敷地環境等における現場で苦労した点等についてお話しました。
■静岡理工科大学土木工学科棟建築工事
・建物概要と特殊部位の施工計画(複合構造、20m超の大スパンのPC造、支保工、マスコンクリートのひび割れ対策、打ち放しコンクリートの仕上げ)
・月次の定点写真、施工ポイントとなる部分(鉄筋コンクリートの施工手順、型枠支保工と仮設鉄骨柱・梁の計画)の写真を元にした工事の流れ・施工方法
・プレストレストコンクリート、支保工、マスコンクリートの図解
「御幸町市街地再開発」は工事着手したばかりの現場で、高層・市街地における建築の事前計画等についてお話しました。
■御幸町市街地再開発施設建築工事
・建物概要(建物高さ、地下、構造等)
・高層建物の工程(地下躯体、高層躯体、内外装仕上げの内訳)
・総合仮設計画(メイン仮設となる地下構台、タワークレーン、荷取りヤード等の配置)
・タワークレーンのクライミング計画
・地下排水の計画(ディープウェル工法)
・高層階のサイクル工程
最後の質疑応答では、御幸町再開発における静岡の活性化や街づくりについて、土木工学科棟における工程計画の工夫、施工における仮設計画のやりがい等について話題となり、建築の仕事の魅力を踏まえて回答しました。
今回の講座では、ゼネコンの建物作りにおけるやりがいや魅力を伝えることで、若者たちの建設業界さらには当社への関心が高まることを期待したいです。
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